ゆっくりのろのろ
間が空いてしまいました。
こちらのエントリーからのホラー映画シリーズ、ゾンビ版です。
ゾンビ映画ってほんとにいろいろありますよね。
ゾンビの定義はwikiによると「死んだ状態のまま蘇ったもの」となっています。その中でも原因が特定されないもの、ウィルスや化学実験によるもの、動きがおそいの、ゆっくりなの。スプラッター寄り、ストーリー重視、アクション満載、コメディ、ラブストーリー。ゾンビとの戦いを描くもの、ひたすら逃げるもの、「ゾンビのいる世界での話」といった舞台装置としての役割。
たくさんのパターンがあって、それぞれが絡まりたくさんの名作があります。
その中から、個人的なおすすめを紹介してみようかと思います。
ゾンビ映画といえば、ロメロ監督。
「ゾンビ」「ナイト・オブ・リビングデッド」「死霊のえじき」の三作は鉄板です。
ゆっくりゾンビの魅力は、じわじわと深い気がします。
見た目はなんか凄いことになってるし、襲われたら死ぬんだけど、なんせゆっくりだから「勝てるかも…」って気持ちになりますよね。走っても逃げられそうだし。だけどわゾンビの意識には100%の殺意しかなくて(食意だけど)、圧倒的な数で押し込んでくる。
さらに、ゆっくり歩いて来るゾンビをよーく見たら知ってる人だった!でも倒さないと自分が…!でも、でも!という、残酷な時間的余裕。
死なない程度のダメージだけど、確実にゾンビへ向かっていくというエピソードはゆっくりゾンビでも早いのでも出来るけど、やっぱりこれも「知ってる人が」と「時間」が生み出す悲劇。
行動を共にする人間同士の関係や、異常な状況でリミットの外れた人間の恐ろしさ。その人間の恐ろしさは、社会への皮肉を描いていたりもしています。
私はゆっくりゾンビでこれらの魅力にとりつかれ、同じように魅入られた沢山の方々が作った新しいゾンビ映画の形に未だ惹かれ続けています。
先ほどあげた三作はロメロゾンビの「原因の不明でゾンビ発生!→たまたま集まった人間同士のいざこざ→しばらくはうまくやるけど、必ず誰かがチームワークを乱し大ピンチ!!」テンプレだけのお話ですが、ひとつだけでも是非ご覧になってみて下さい。
私のオススメは「ゾンビ」です。後にリメイクされ、私も大好きな「ドーン・オブ・ザ・デッド」(新丼とか呼ばれますね)は、お話はほぼ同じで、最近作られた「見やすさ」もありとでもおすすめなのですが、是非どちらも見て欲しいです。
長くなってしまったので、ロメロ三部作以外のオススメは別エントリーで!